白一&白二
今日は、鍛冶屋と刃研屋が同じ 白一鋼と白二鋼の鎌形薄刃をハーフ本刃付けしました。
何がハーフ本刃付けか??っと言われますと。。。
中砥石などで、しんどい所だけ研いでおくという、地ならし的な刃付けでございます。
受け取ってから、このまま仕上砥石で研ぐか、もう少し刃を薄くするかは、本人次第デス。
さて、肝心の研ぎについてですが、同じ鍛冶屋ですので違いは基本的に鋼材の実力のみ!
研いで何か違いが解るかな?っと思ったのですが、ダイア#500と#1000では、さほど
感じ取れる事も無く・・・。 少し白二鋼の方が硬く感じられたように思いました。
白一鋼の方が粘りがあったのかも知れません。
中砥石の途中にパチリと、、
カメラを横に置いてても、撮るのをよく忘れる・・・。
昔、別の鍛冶屋さんに、白三>白二>白一 の順番で硬く焼入れ出来る!と聞いた事を
思い出しました。 鋼材自体に硬度があると、割れる可能性があるので、白一鋼は控えめ
にしてしまう事があるとか・・・。 白三鋼は、水にスバババっと入れても割れないので、
カンカンに焼入れ出来るとか・・・。
(鍛冶屋の技術によっては違いがあるので、「へぇ~そうなん」っとゆう感じで!)
白三鋼は炭素が鋼材に混ざるので、丁寧に作れば一番滑らかな刃がでるらしい。。。
っと言う話もあるw 色々インサイダーなお話一杯です。。。
斜め読みすると、それが本当であるかの如く認識されても困るので。。。書きにくいw
話は戻って、今日は切刃だけ研いだので、裏押し刃付けで鋼側をベタっと砥石に当てたら
また違う感じが得られるかも知れません。
この2丁は本霞プラスだったので、非常に早く切刃構造を作れました。
っと言うか、元から構造が出来ていたので、僅かな凹凸を修正したに過ぎませんw
無駄に研ぎ込む必要が無いので、刃が破れて形状が変わる事も無いし、、
そこそこ、研ぎ込んだとしても、薄刃に良く見られる「先だけ刃が破れる」事も無い。
薄刃の研ぎで悩みがある方、一度本霞プラスをお試し下さい!絶対解決すると思う。
- 2014-07-17