1. HOME
  2. 日々修行
  3. お食事
  4. 博士と師範と寿司辰へ

博士と師範と寿司辰へ

古い話ですが。。。

お盆休みを利用して、博士がお店に遊びにきました。

今回は、ディスカッションの他に包丁研ぎなども行いました。

初めて博士が包丁を研ぐ姿を見せて頂いたのですが、なんだかキモが
解っておられるといいますか、必然的と言いましょうか。。

包丁が中心で研ぐスタイルですね!
研いでいる最中、右足を引いたりした所が「あっ!」っと思ったのです。

夕飯もご一緒に!と言う事で、上田師範が修行した 「すし辰」へ行きました。
師範も時間があるとの事で、3人揃っての夕食会です。

それはそれは、濃厚な内容に発展しましてw
調理師さんが考える研ぎや、包丁使いなど、、当日研ぎ上げた包丁を師範の師範(親父さん)
に使って頂きマグロなどのお寿司を握って頂きました。

すし辰の親父さんは、以前からINOX本焼が気になっていたようで、刃付屋さんを通じて、
1丁購入頂いていましたので、その使用状況をチェック!!

親父さん曰く、「1回挫折しかけたけど、攻略したった!w」っと。

長く切れるし、錆にも強いし、研いで使えるようになれば最高!! のご意見を頂きました。

ベタ研ぎ命だと聞いていましたが、キッチリ糸引きも入っていました。
もちろん、自分自身で探った跡もチラホラあって、自分のモノにしようと試行錯誤したのが
見て取れました。 もう少ししたら、ミラクルエッジを覚えてしまうかもデス。。

いずれにしても、喜んで使って頂いてるのを見て、嬉しく思いました!

師範と博士が、深く話し込んでる横で、親父さんと女将さんと少し話しました。

包丁の組織を観察している事、包丁で切った断面を見てみたい!などなどをお話したところ、
包丁で切った断面なんて、切る人によって変わるから・・調べても意味ないことは無いけど、
そんなに参考にならん! っと言われました。。

親父さんが切ったのと女将さんが切ったのは、絶対違うし逆に同じならオカシイやろ?っと。
言われてみればそうなんです、、切るのは我々の技術に掛かってる!的な事を言われ納得。

鋭く、少しでも長く切れる庖丁を造りたい! っと言っても、同じように使う人の技術によって
良い庖丁でも直ぐに切れなくなるように使う人も居るし、 それも使い手の技術やで!っと。。

うっすら、上田師範からこれらの片鱗を聞いてはいましたが、オブラートに包んだ言い方
だったので、グサ!っと来なかったのですが、親父さんと女将さんの自信?と言うオーラにも
押されて、しっかり心に刺さるモノがありました。

  • 2012-08-16

関連記事