究極の包丁とは
特集にしたいようなテーマですが書かないと始まらないので片鱗を少し。。
究極の包丁への考え方は色々あると思うのですが、包丁としての性能を
追いかけた時、包丁に課せられる最良の条件とした場合、これが揃えば
究極と言う域に入るのではないかと思います。
包丁としての性能を追うと、バランスとか研ぎとかも重要かも知れませんが
純粋に切る性能を考えた場合。
1.鋭い事
2.その鋭さを保てる事
この二つが、刃物鋼材として最高の条件かと思います。
鋭さは、硬い包丁を作れば得る事が出来る。
鋭さを保つためには、粘り(柔軟性)を持たせなくてはならない。
硬くて粘りのある包丁が出来れば、鋭く永く切れる包丁となるのです。
この事は、賛否両論で色々な意見があるかも知れませんが、そう思います。
あえてブログでは深く掘り下げません!
これは、ずっと前から考えていた事で、職人さんからも話を聞いていました。
いつかしっかり整理しようと思っていたのですが、あえて今日書きました。
今日書いた理由。
上記に書いた包丁、もしくは上記を狙って作った性質の近い包丁は、研ぎが
難しいと感じたからです。 しかし、この研ぎの壁を越えた時、素晴らしい刃を
得る事が出来ます。これは鋼材が硬いから研ぐのが大変!って言う事では無く・・・・。
今日、そのような包丁を研いでいて、これはしっかり包丁と向き合わないと、その
包丁が持つポテンシャルを全て使えない知れないなぁ~っと思いました。
単純な対処方法と、突っ込んだ対応方法を模索中です!
今日は、あえて複雑に書いてみました。
- 2009-09-11