本刃付け見学
今日は、兵庫県からお客さんが遠路遥々来られました。
包丁お買い上げと共に、購入された包丁を目の前で本刃付けする所を見学したい!
との事で、事前にご注文頂いた一品物の柳刃包丁を研ぎました。
やっぱり写真で見ても、動画で見ても解らない所が多いようで、その確認との事。
加えて、自身の研ぎが正しいのか?どうなのか?の確認も!
基本的に包丁は切れれば正解なので、切刃がピカピカじゃなくても、エクボが残って
いても、切れるならばその研ぎは正解?包丁としての性能を満たしています。
ただ、その「切れる内容」を考えると、その人にとっての正解が変わってきますね^^
切れる内容は、掛かりや抜けや強度です!
これまで人に研ぎを見せる機会など皆無で、唯一ガッツリ張り付いて見られる
のは上田師範のみでしたw 師範に見られるのは怖いですよね〜^^;
見られたく無い工程(裏ワザ)は、サササっと隠れてやっちゃうんですが(爆)
さて、今回は初対面の方に研ぎを見て頂く訳ですが、なんか緊張しますねw
いつも通り、ダイアで研ぎを入れてエクボを取りつつシノギ筋を立てての研ぎです。
一度、中砥石・仕上げ砥石と進んだものの、切刃を透かして気に入らなかったので、
もう一度ダイアに戻る事がありましたが、良く掛かる刃が出ました。
切刃の化粧研ぎだけ、巣板に頼ってしまったw
研ぎながら、普段の研ぎについてアレコレ話ながら糸引の方法などもお話しました。
お客さんに、研いでみませんか? と薦めてみましたが、
緊張するので今日は見るだけにします!っと。。
それでも、糸引だけ他の包丁で体感して頂きました。
お客さんの今後の研ぎで何かのお役に立てれば幸いです!
遠方より、堺までお越し頂きありがとうございました。
- 2014-06-20(23:39) :
- 研ぎ関係