アクロバット研ぎw
今日は、庖丁を1本研ぎ修理しました。
ブログ書かない日も、庖丁を色々。。研いでますよw
この庖丁が、めっちゃ腹立たしい1本でして。。。
シノギ筋はバシっと立つのに、刃を出しに行くとドンドン鶴首になろうとするんです。
たぶん霞研ぎランクの包丁だと思うのですが、何かどう作用してそんな事になるのか??
単純に考えて、僕がその庖丁の切刃構造を理解して居なかったと言う事になるんですが、
それにしても、強烈なワガママ構造で、かなり苦労しました。
本霞の包丁や、本霞プラスの包丁ばかり研いでいたので、落差にショックと苛立ちが。。
庖丁研ぎのキモは、庖丁を研ぎ出した職人さんの研ぎ構造を追いかけるのが基本と思ってます。
研ぎ出した職人さんが、妙なラインで刃を出すと、研ぐ人もそれを追いかける事になるので、
僕の感覚では、アクロバットな研ぎをする事になります。
(想像以上に刃の角度を変えたり、肘を上げて研ぐ事になる。←教科書の域を超えてる!)
今日は、僕がその研ぎ構造を見破ってから、研ぎを始めれなかった事が敗因ですね^^;
庖丁研ぎを生業とされている方も居られますが、どんな庖丁が来ても研ぎ出せる引き出しが
沢山あるんだなぁ~っと思うのです・・。 僕も引き出しを増やさなければ。。
ってか、研ぎ易い庖丁を職人さんと作るのが、僕の生業ですね^^
- 2014-03-18