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銀三-INOX-440

今日の研ぎは、北海道から送られてきた魚屋さん?漁師さん?の庖丁達です。

銀三鋼出刃2丁! マキリ2丁! INOX柳刃1丁

出刃は前回の研ぎで、パワー仕様に仕上げたけれど細かくポロポロ欠けてました。
今回は、実践本刃付研ぎを行いました。 仮に欠けるような事になっても、軽い程度
で済むと思います。

マキリは前回、繊細仕様とパワー仕様に分けましたが、思ってた通りの結果に・・・。
繊細な方は、ダメージ有りでした。。こちらも実践本刃付で研ぎました。

INOX本焼は、直刃気味に研がれていました。
直刃にしようか!と思ったのですが、直刃に近いハマグリ刃にしました。
(いつでも直刃に出来る程度のハマグリってヤツです!)

で、気になるコイツです。
フードカッター用の刃で、機械についている刃です。

こうゆうのは、利便性(錆びない、欠けない、切れ味が持つ)を考えた素材で作られています。
錆びない事は無い(刃の取り付け部分は錆びている)のですが、これらの条件を満たすのは、
440Cと言う素材がベスト! この刃が440Cである保証は無いのですが、研いだ感じから
それっぽいので、、タイトルに載せました。

クロムがたっぷり配合されるので、錆びに相当強いです。
相当粘りがあるので、欠けにくいし、ちゃんと刃を付ければ切れ味は持続します。

一つだけ問題が。。。研ぎにくい(^^; 甘いんですよ・・刃が。。。。
ちゃんと刃を付けれれば良い素材なんですが、シャキっとした刃を得るのが難しい。。

試行錯誤の上、刃を付けましたが結果的には糸引刃で攻略した感じです。
これがグルグル回ってすり身を作るわけなので、強度も必要ですし、糸引がベストかと。
しかも、掛かり重視な方向なので、この刃に掛かれば食材は逃げないでスパスパカット!
される予定です。。。 これは、どうなるか楽しみでもあり不安でもあります(^^;

二枚あるんですが、一つは片刃でもう一つは両刃なんです。
この辺りは、フードカッターメーカーの意気込み?試行錯誤?が見て取れます。
色々な理由があるんでしょうね!!  機械物は良く考えて作られています。

  • 2009-02-03

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