酔心とは何者か ─ 一本の庖丁に宿るもの

ナイフシステム「酔心」(すいしん)は、大阪・堺に実店舗を構える庖丁専門店です。全国の料理人から信頼されるその理由は、「切れる庖丁」を超えた価値にあります。
私たちが目指すのは、料理を支える“道具”としての庖丁ではなく、料理を通じて人生を豊かにする“相棒”としての庖丁。そのために、酔心は創業以来、一本一本の庖丁に、素材・技術・想いを真摯に注いできました。
原点は「心を打つ」
職人が一打一打に魂を込め、研ぎ師が一刃一刃に情熱を注ぎ、お客様がその切れ味に心を打たれる──
その連鎖がある限り、酔心の庖丁はただの道具ではなく、感動を生む存在であり続けます。
一本に、三つのこだわり
- 素材の選定
- 白鋼・青鋼・銀三・INOX鋼など、使い手の用途や手入れの好みに合わせて、最適な素材を厳選。
- 技術の研鑽
- 熟練の鍛冶師・研ぎ師が手作業で仕上げる本霞や本焼。数ミリの精度にこだわり抜くことで、研ぎやすさと切れ味を両立。
- お客様への向き合い
- 「何をどう切るか」から始まる対話。Webでも、対面でも、常にお客様の使い方を起点に庖丁をご提案しています。
すぐ手に入らない。だから、価値がある。
酔心の庖丁は、職人が一丁一丁仕上げるため、大量生産はできません。人気商品はすぐに売り切れてしまいます。
しかし、だからこそ、一本の庖丁が生まれるまでの物語に価値があると私たちは信じています。お客様とともに、「待つ楽しみ」「選ぶ喜び」を共有できることこそ、酔心が目指すものづくりの姿です。
すべては「料理をする人」のために
酔心が届けたいのは、ただの切れ味ではありません。
包丁を手にしたその人が、「切る」ことを楽しみ、「料理する時間」が好きになること。日々の暮らしの中で、「自分に合った一本」があることで、少しだけ前向きになれる──そんな体験をお届けしたいのです。
酔心は、これからも一本一本の庖丁を通じて、料理する人の人生に寄り添ってまいります。