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光る鎌薄刃

研ぎ場を占領されたので、コツコツ研いでいたシカゴ山正別誂の鎌形薄刃アイケを磨き込んでみました。

コレ、実は本霞研ぎで、平部分は木砥仕上げだったんですが半鏡面にしました。

見た目、美しい鏡面ですが、実物をよ~く見ると木砥目が残っています。

鏡面にすると印象変わりますよね、、、錆びも乗りにくいと思います。

この鎌形薄刃ですが、本刃付けを施しておりまして、大変良く切れます。
切った感覚が無いくらい切れますので、感覚もなく指皮を軽く削ぎました・・・。

中途半端なのでアロンアルファ使えません(><)b

この鎌形薄刃持って、師範の元へ行く予定。 何をするのか!!

「見てて怖い・・」と言われたカツラ剥きへのリベンジ?
均一に打てなかった、葱刻みへのリベンジ?

そういうんじゃないんですが、薄刃の寸法と切る物の寸法の関係を・・・少々。。

それならINOXでエエじゃんか!  
エエんですが、折角行くなら何か別の道具を持って行きたい変わり者デス。。

  • 2009-02-24

いつも楽しく見させてもらってます
平の部分は何を使って鏡面にしているのですか?

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
平の部分は、まずサンドペーパーなどで木砥目(斜め線)を取ってから、
白棒、青棒で磨きます。
下処理のサンドペーパーをしっかり掛ける事で後の仕上がりが変わります!!

職人さんはマシーンでやってますが、熟練しないと刃の付いている物を機械で磨くのは危険です!!!

i-podの背面を磨くのに近い技術です、包丁の場合は刃物であると共に熱を持たせないように作業するのが難しいです。

青棒、白棒はホームセンターで売ってます。
ウェスにタップリ付けて、磨いて下さい。。
時間掛かりますが・・・。


以前はコメントへのお返事ありがとうございました。
青棒あれからさっそく見に行きました。
二種類ありまして、初めてということで安い方を購入しました。
もう一つは青棒Кという鏡面用のものでした。
耐水ペーパーを粗めから細くしていき、青棒でやったら、ピカピカして気持ちいいですよ~
ペーパーのバフ目がすこし気になってますが、光でめだちません。
10日間シコシコしてましたからなかなかの出来でした。
まだ見たことないですが、本焼の和包丁のあのピカピカに憧れていまして
もちろん材質が違いますが、 手入れしています
もっと修行して仕事が出来るようになったら、イノックスの本焼もほしいです。僕みたいな駆け出しの職人もとても楽しみで勉強になる達也さんのBLOGです。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
切刃は砥石で研げますが、平や裏側をお客さんが手作業で磨くとなれば、コメント頂いたような方法が良いですね。時間は掛かりますが、包丁の扱いや
包丁への愛着がより深くなると思います。

ちょっとバフ目が残ってる方が、まったり光ると思います!
INOX本焼はモニター企画もやってますで、またよろしくお願い致します。
http://suisin.co.jp/monimoni/

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