砥石と包丁
これまで、砥石と包丁の相性を何回も書いてきましたが、また感じた事が
あったので、メモ的な感じで!
今日は、白二鋼の包丁を研ぎました。
白二鋼はやっぱり天然砥石だろ~~ っと天然砥石をひっぱり出して
研ぎましたが、まったく刃が掛からない(><) 切れるけど鋭く無い感じです。
なので、人造砥石を当て直すと、怖いくらい掛かる刃が付きました。
天然砥石の状態が変わったのか?鋼材が変わったのか?
そこで、同じ白二鋼でも違う職人さんが打った白二鋼を研いでみました。
そうすると、違う白二鋼は、天然でも良く掛かるではありませんか!!
人造砥石でも掛かる!
作る過程や製造方法の違いで、同じ鋼材でも違う性質になってしまうと
激しく感じました。 どっちがエエの?っと言われると困るのですが、、、
一つは、天然も人造も掛かる もう一つは人造で良く掛かる。。
これからの砥石事情を考えた場合、人造で良く掛かる方がエエかなぁ~
天然砥石で研いで使いたい人には、天然も人造も掛かる方がいいかもですね!
それら二種類の包丁は、切れ味や耐久性にも違いがあり、これまた面白いです。
もちろん、研ぎ方も変えていく事で、その包丁が持つ能力を最大に発揮出来る
ようにも思います。
試行錯誤することで、見違えるような包丁になるのかも知れません!
たぶん、こうゆう事は自分自身で探してゆく事なのかも知れませんが、
調理師さんは忙しいとも思いますし、目指すのは旨い料理だと思います。
包丁は、料理を作るための道具である!!
包丁屋的、良かれと思う相性や研ぎをご紹介してゆくので、大きいくくりで
参考にして頂けたら嬉しいです! 最後のツメはご自身で(^^)b
- 2009-08-19