白一水本焼 ふぐ引
今日は、白一鋼水本焼ふぐ引の本刃付けに掛かりました。
流石水本焼!!っと言う感じの硬さと粘りが感じられます。
しなる ふぐ引なので、しっかり研ぎたい所を押さえないと研げてくれません!
刃先を研ぐ時には、指先が砥石と庖丁に半分半分の状態。。もちろん指も砥石に
当たるので、指先もやや研げますw コレ以上やったら穴開く!!っと思ったので
今日は、途中で止めました。
ゴム製の指サックを使う手もあるのですが、指サックが切れると言うか・・庖丁に
巻き込まれるので、危険度が増すんです。。
アロンアルファーを指先に塗って、硬くして研ぐ方法も以前試しましたが、今度は滑るw
ゆっくり時間を掛けて研ぎを入れるしかありませんね。
ゆっくりつながりですが、力を入れて研ぐと良い事がありません。
ある程度、形が出来るまでは必要ですが、庖丁研ぎ上がりの50%まできたら、庖丁と
砥石を撫でるように優しく優しく研ぐ事で、砥石の反りを軽減させたり無駄に研ぎ過ぎない
ように思います。
50%ってなんやねん?? っと思うのですが、 だいたい中砥石での研ぎの終わりかけ
少し前位から、面直しをして優しく研ぎ始めると良さそうです。
中砥石で切刃の構造が出来ていれば、仕上げ砥石でも優しく研ぐだけで良いかもです。
それぐらい、最近の砥石は性能が上がってます。
ふぐ引に話をもどしますが、しなる ふぐ引は、本焼に限ります!
本焼って高いやん!!っと思うかも知れませんが、ふぐを引くだけに使用するならば、
ふぐの身には脂も無いので、極端な切れ味低下が見られないと思いますし、薄造りだと
真名板とあまり喧嘩しないので、一度しっかり刃を合わせれば、中砥などで研ぎ減らす
事も無く永く使えると思うのです。 ←机上の理論かもですが。。。
重量感も霞よりありますし、最近の水本焼だと形状記憶的な面もありますし!
ふぐの話をしてたら、鱧が食べたくなったw 上田さん! 天ぷら~~♪
- 2012-06-28
No title
白一ってなかなか目にしません。本焼きですか。まして刃の細い河豚引きは面倒そうですね。白一は富樫さんのを持っていますが、霞ですし。割り込みもありますが、片刃の本焼きの白一は頼んだことが無いです。
研ぎで言えば、刃がピシッと付くまでの工程が大変そうですね。
- 2012-06-30(06:15) :
- バラ URL :
Re: No title
コメントありがとうございます。
こちら、白一の水本焼です! 白一は水でしか焼けないので作れる人が限られてきますね。。。
過去の経験から、とにかく切れるので、白一水本焼はおすすめです。
刃がピシっとつけば、後は楽だと思います!
- 2012-06-30(18:37) :
- TATSUYA AOKI URL :
タイトルなし
刃先の仕上では毎回、指が凹んでます
油断すると北山で流血してるので・・・
研ぎ方が悪いのでしょうか
- 2012-07-10(02:31) :
- LPBL URL :
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
そうですね、刃先を研ごうと思うと指に穴が空きます。
これは研ぎの職人さんも同じで、本気で刃先を狙いに行くと血が滲むようです(^^;
研ぎ方が良いか悪いか、実際に拝見しないと解りませんが、指を守る対応策として
1.糸引刃を入れてしまう(もっとも簡単な対策!)
2.砥石と包丁を当てる角度を45°よりも大きくして60°70°で研ぐ
などがあります。
想像するにベタっと刃先を当てて居られると思うので、糸引きを入れるのは
勇気が必要ですが、そこまで研ぎ込んで居られるならば、糸引きを入れてもさほど
切れ込みに影響が少ないと思います。(実験済みw) 指も守れて、刃も強くなる!
砥石と包丁の角度ですが、45°で研ぐよりも砥石と平行気味に研ぐと刃先も狙い
易いですし、研ぐ力が刃先に良く伝わると今は感じています。
強く押さえ無くても研げる気がするので、指先への負担が軽減される。
ビシっと研ぎ上げたい時、指先で研ぎたい部分を押さえるのは正解です!!
色々と工夫してみて、指を守って下さい。ちょっとした事で改善する事が結構あります!
- 2012-07-10(10:34) :
- TATSUYA AOKI URL