GW研ぎ講習
GWの帰省で名古屋から大阪に来られた敬里さんと、少しだけ研ぎ講習をしました。
先日の三浦刃物店主催「助八研ぎ講習」を受けられて、基本の研ぎをマスター
するまで天然砥石を封印された(助八さんに封印を命ぜられたw)調理師さんです。
新しい包丁を購入するにあたり、包丁を見たい!との事でしたが、自身の包丁で、
気になる所がある。。。っという所からの研ぎ講習となりました。
当日、風のように助八さんも現れた事もあり、二人で「あ~だ!こ~だ!」と言いながら
包丁のガイドライン作りを行い、途中まで研ぎ上げる事をしました。
背後から、あ~だ!こ~だ!と指示が飛んでいる状況です!
砥上がりの最終系は同じ所に向かっていくのですが、砥ぎ屋の進め方と
包丁屋の進め方が違って、僕的にも楽しい時間でした!
そんなこんなをしている間に、助八さんは風のように帰られて、嵐の後のような静けさにww
その後は、新しい包丁の話(柄とか鞘とか本刃付けとか)をして終了しました。
砥いでいる最中から気になっていたのですが、力強く砥がれていました。
頻繁に面直しされていたので、さほど気にしていませんでしたが、帰られてから
面直しをしたら、砥石は結構な反り具合でした。
同じような頻度で面直しをしても、平面~やや反り~平面~やや反りの繰り返しに
なるので、研ぎ終わりの頃合いが決め辛くなるのかな?っと思いました。
砥石で包丁を研磨すれば、絶対に反ってきます。
反った砥石面は、包丁にコピーされるので、一回の面直しから、出来るだけ反りが
出ないように、効率良く研ぐ事で、早く綺麗に仕上がると思います。
もしくは、5往復したら面直しするとか!←絶対メンドクサイ!!
中砥石で綺麗に研げているのに、面直した仕上げ砥石に移ると、綺麗に当たらない
っという経験はありませんか?
ちょっと大げさに書いてますが、そんな事を感じた今回の研ぎ講習でした!
敬里さん、酔心への来社ありがとうございました。
砥ぐ時は、ラブミーテンダーで、攻めて下さい!きっと早く綺麗に仕上がります。
天然砥石解禁の日も近くなります(^^)
鎌形薄刃庖丁、キッチリ本刃付けして名古屋へお持ちします!
助八さん、助っ人講習ありがとうございました!!!
- 2018-05-03