日照山
今日は、会社に天然砥石屋さんが来た。
例のごとく営業車の中を漁ってみたが、大平巣板、大突合砥、中山、
大平合砥などなどで、トキメク天然が無かった。
いやいや、大量にお金があれば入手したい良い砥石はあったのだが
見送った(^^; 興味深いのは美濃と言う砥石があった事!でも剃刀用だった。。
最近、日照山合砥を見ないなぁ~っと思い、「ありませんの?」っと聞いたら
「日照山はもう終わりましたで!」っと・・・。産出終了だ!
あれだけあったのに・・会社にある日照山の価値が上がったかも(笑)
色々話して、気になる事があった。
それは、砥石屋さんが言う「包丁には。。」と言う但し書きだ!
むむ?っと思ったので、注意して話を聞いていたら、やっぱりだ(^^)b
そもそも天然砥石の需要は大工さんの方が多いみたい。
「この天然砥石はエエですわ~」っと言ってもそれは、大工さんが良い
と言ったのか、はたまた包丁屋・調理師が言ったのかが微妙だ。
あえて、「コレは大工さん向きですね~」なんて振ってみたら正解だった。
初期の段階で仕入れた天然で研ぎにくく感じた物が一個あった。
確かに良い刃が付くがクセがある感じ。今は糸引き専用天然砥として活躍中!
今から思うと、大工さんが好む石だったかも知れない!
日照山、どんどん無くなっていくと思われます。
数年先には中山(マルカ)同様に値段も上がるかなぁ~(><)b
天然砥石は時価である! 「え!酔心も上げるの?」
「あ、、上げてもエエですか(笑)」な~んて上げません!
「上げるようなら売りません」が正しいかも(^^)v
長くなりますが、昔人造砥石って無かったわけで・・・。
鍛冶屋さんが打った地を刃付け屋が天然砥石だけで、どのように刃付け
したのか!気になりません?
研削力は人造に比べると悪い天然で、どうやってたんでしょうね(^~^)
そんな話も鍛冶屋さんや研屋さんに先日聞いたのでまた紹介します。
PS:なんだか特集みたいな日々修行でした。
2007-01-12