菜切り包丁
気がつけば、7月も中旬です。。
かなりバタバタしていてブログ更新が出来ていませんでした^^;
さて今日は、20年前位に作った記念品用の廉価な菜切りを研ぎました。
記念品用ゆえ、そこまで作り込んでいる訳ではありませんが、時間と言う
作り込みが効いているのか、良い刃がでます。
なまくらな包丁も寝かせれば切れる包丁になる!とは良く言ったもんですね!
事後硬化が効いてるんかな??
この包丁をちゃんと研いだ事が無かったので、菜切風本刃付けをやってみました。
柳刃などの和包丁ほど攻め込める訳ではないので、家庭で使う事を想定した本刃付です!
研ぐ前に観察した通り、凹凸(槌目)も多く、ビシっと研ぎ上げたい人
には難関が多い包丁ですが、その薄さで切れ込みは良い。槌目のボコも
ポジティブ発想で、切れ離れが良くなるかも!とか想像してみたりw
昔ながらのディンプル?!
ダイヤと中砥石で基礎をザックリ作って(槌目は無視)刃先だけは、
しっかりと出るように研ぎ込んだ後、仕上げ砥石選別遊びをしました。
人造砥石は、よほど相性が悪くない限り確実に切れる刃が出ます。
これは普段から小刃を研いでるので、何でもOKなのは承知。。。
折角なので、天然砥石を引っ張り出して砥石相性選別をしました。
結果的には、どれでも合格点の刃が付くのですが・・・・。
例えば、日照山を当てて、次に大平!っとなった時、天然砥石単体の
相性を確認するには、一度中砥石に戻る事で正しい相性が見えるように感じています。
何をスタート地点にするか!によって違いが出ると思うのですが、中砥石
が仕上げ前のスタートと考えた時に、思い切って中砥へ戻る事も必要かもです。
日照巣板、日照合砥、愛宕合砥、中山 っと総合的に研ぎ出すのも面白いです!
研ぎが好きな方なら、この方式が多いですかね? 僕も良くやりますw
今回は、数本だけ試しましたがザクザク切るなら巣板系が良さそう。
サクサク滑らかに切るなら、日照山合砥。 愛宕、中山は食材で滑るかも。。
実際に使ってみないと解らないですが、経験からそんな気がします。
持って帰って使ってみようかと思いますが、嫁が炭素鋼の包丁を管理出来るかが心配w
- 2014-07-15