骨切り修復
先日お納めした骨切庖丁。 忙しい現場に投入され不意の事故で落下・・・・。
こうなった時、一番に心配するのが怪我の事。。。
達哉 「大丈夫でしたか??」
KJ氏 「思わず手が出て少し切りました・・・。」
骨切庖丁は重いので、落下するスピードでバッサリ切れる勢いがあります。。。
怪我をしたら何も出来なくなるので、逃げるが勝ちです!!
連絡の後、現物を引き取って確認した所、写真では分からないほどのかなり深いダメージが(><)
修正案は2案ありました。
尺の骨切りですが、切っ先を削って九寸にする案 (刃幅を生かした再生方法)
長さを残して、刃幅を狭める案 (欠けた分だけ研ぎ上げる方法)
そら~ やっぱし、、長さでしょう。。
って事で、可能な限り刃幅を残して復活しました。
前回の本刃付けで得た教訓を糧に、最終の小刃合わせを行いました。
色々細工する研ぎではなく、シンプルな研ぎを考えて、今日偶然入手した砥石を使いました。
ま、、めちゃ切れる刃が出て当然ですね。。 全種類(粒度)を導入してみました。
マグなんで、、砥石の管理が難しいかも知れません。
超仕上げで#3000の記載でしたが、研ぎ感は確かに#3000です。
研ぎ上がりは#5000とか北山に似た感じになりました。
お試しなので、ハッキリ断言できませんが、細かい番手で効率良く研げて
鏡面っぽくなって、良く切れる。 悪くないんじゃね??
でも、#3000って言うと、「あ~そんなもんか~」っと思ってしまうかも知れません。
なんちゅ~か、、数値での判断しがちですよね^^; 他に基準が無いしなぁ~。
- 2016-07-26