和筋引研ぎ直し
今日は朝からINOX柳刃のミディアムな欠け修理と和筋引の研ぎ直しをしました。
INOX柳刃は、2日前から研ぎ続けてやっとこさ完成にたどり着きました。
ウルトラ級の直刃に研ぎ上げた状態で欠けた?
千切れた刃を直すには苦労しました。
欠けて無い所で新聞紙を切ったり爪に掛けてみましたが、直刃はメンテを
考え無ければハっとするような感覚を味わえます。 ただし欠けたらアウトなので
限度があるかも知れませんが・・・。
それをするなら切る技術も必要になると思うのでした。
これと正反対に和筋引きは超鈍角に研ぎ込まれてあって、角度的には出刃並の
強い刃になっていました。 野菜などを切ったら割れるんだろうなぁ~っと想像。
とりあえず、鈍角を鋭角にしようと、、研ごうと思ったらビックリです。
裏押ししてありました。。。。
左右対称の洋庖丁を、こういう風に研ぐと、裏押した側に曲がります。
チェックしたら、やっぱり曲がっていました。
この曲がりを修正して、鋭角気味+ハマグリ+糸引に仕上げました。
本当は、酔心のロゴまで研ぎ抜きたい所ですが、裏押しされている具合を考えて
適度な抜き具合に留めました。 手抜き?のようにも見えますが、これ以上行くと
ギンギンに研ぎ込んだ薄刃のようになってしまうので、総合的にOKだと。
最終小刃合わせをして、裏・・・・裏小刃立てても良かったのかも知れませんが。
お客様のご使用通り裏押ししました。
変な感じです。裏の比ありませんが、新聞紙を切った感じ、爪への掛かりは良いと思います。
食材を切ったら貼り付くと思います。 どうやって使っているのか(・。・)興味深々!!
- 2009-03-25