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研げない砥石 その2

前回書いた、研げない砥石(研磨力の低い砥石)の方法で、色々な鋼材を試しました。

粘りがある鋼材に対しての攻略方法でもあったのですが、硬さが無いと使えません。。
硬いのに粘りある!?ってのが矛盾なのですが、酔心の洋包丁INOX鋼は8Aながら、
硬めの設定になってるので可能。SP−INOXはもちろん可能。
その他では、V金10号も大丈夫! 全てパリっとシャキっと刃が付きます。

その後の刃持ちに関しては、鋼材の性能と使い手の使用方法に委ねられます。

研げない砥石とはなんぞや?

っと思われるかと思いますが、昔ながらの砥石達がそれです。
天然は狙いが付かないので別として、キングのG−1やS−1などが丁度良い研磨力で
無駄なカエリだけを持って行ってくれます。 
(研ぐ気になってグシグシ研げば、それなりの研磨力が出てきます。)

ある程度、包丁と付き合いがある方(研ぎをしてきた方)が最終的にG−1などに
戻ってくるのも理解出来るかもデス。。

最新の砥石では、スエヒロさんの極妙シリーズの細かいのが良いのかもしれません。
ゲットして使って見ようと思ってますが、各方面からの情報だけを参考にさせて頂くと
余計な事をしないような気がしています。

洋包丁に関して、刃先の処理はだいたい定まってきました。
あとは、ブレード自体の抜けの処理です。←実はコレが一番のキモだったり。。。

  • 2012-09-04

No title

8Aの洋包丁と和包丁もかなりの差がありますし、10Aとなるとまた感触は違います。。これに比べるとVG10はまったく素直ですね。個人的には鍛造銀三がとても印象良です。
キングは本当に外れないと思います。極妙は、正直使いにくいですよ。それにデバドもあるので更に混乱します。龍、デバド、極妙全て自費でテストしましたが、用途は特殊です。ただ何点かの砥石は、使い方次第でかなり良い結果を出します。
それにしても極妙は極端な砥石なので倦厭(けんえん)されても仕方がないと思います。用途が限定されます。
極妙は市販の6千―8千番の砥石とは製造方法も感触はまったく別です。前回お話したスエヒロ1000番の砥石は、この全ての商品に入らない部類のものです。

刃の抜けの良さは刃先のみの切れる感触とはまったく別の次元なので面倒ですね。

  • 2012-09-05(05:15) : 
  • バラ URL : 

Re: No title

コメントありがとうございます。

鋼材の種類は同じでも、作り手によって性格が変わるのは洋包丁も同じなようです。
VG10も素直な物と、ややこしいのがあると感じています。。。
和包丁でのVG10は印象良くありません^^; 好みの問題かもですが。。

銀三鋼が好印象なのは、研ぎがしっかりしているからかもです。
闇雲に研いでいると、銀三鋼は応えてくれないように思ってます。

砥石の情報ありがとうございます。
おっしゃる通り、特殊である事は方々から聞いております。
和包丁の裏押し用に欲しいなぁ〜っと思ってる感じです。

刃抜けに関しては、おっしゃる通りですね。。
紙を切るのと、物体を切るのでは、大きな違いがありますし、包丁の厚みなど
持っている包丁の構造や鋼材によっては、限界点が変わるので説明のしようも
難しいです。  刃抜けまで操作しようと思うと荒砥は必須アイテムですね!

  • 2012-09-05(21:59) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

No title

お疲れ様です。
既製品のラインアップに白三本霞が加わる方向なのか、別注かワクワクです!まだ明かさんといてください!
牛刀関連、カエリもそうですが、中砥石で鎬バシッとしか知らんかったころ、なんでこんだけ爪に掛かって切れ味悪いんやって感じ、ブログ、特集での肉抜き、ハマグリ実践で、これかって感じました。まだまだ均一には難しいとこですが。裏刃の張り付きに悩めるところです。

  • 2012-09-08(15:16) : 
  • 居酒屋 URL : 

Re: No title

コメントありがとうございます。

白三鋼本霞秘密にしときましょうかね〜w
実践テストを最後に行いたいので、もう少しです。

牛刀関連は、意外に簡単そうな包丁でありそうで、厄介だったりします。
使い込んだ牛刀などを本当にガッツリ研ぎ抜こうと思うと、ブランドネーム部分の際まで抜か
なければならないケースがあります。やり過ぎるとヘロヘロになるんですがw

裏刃の張り付きを考えると、和包丁の素晴らしさがどれほどの物か理解できますね。
牛刀関連貼付き軽減の究極が、穴空き包丁になるんかなぁっと職人さんと話しましたw

  • 2012-09-11(23:26) : 
  • TATSUYA AOKI

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