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白三鋼出刃

酔心の白三鋼は安来鋼の刻印が打ってある。

展示会での販売用に用意していて、小刃合わせをした。
研ぎ台に北山が乗っていたのでそれで研いだがイマイチ良くない。

上昇志向で天然を当ててみたが、更に良くない(笑)
なんじゃいこの包丁は!!そう、天然まで使って切れないなんて・・。
やっぱり白三鋼か・・・っと凹んでいた。

注)切れないと言うのは、僕が思ってるスカっとした切れ味が
出ないと言う意味で、結構切れてるんです。

ため息ついて、ふと目に留まった砥石があった。。嵐山だ!
逆の考えに切り替えて、番手を下げてみた。

そしたら、急に白三鋼が良くなった(^^)b
やっぱり相性なんやなぁ~っと実感した。

良い意味での裏切り?が良かった。

荒くしたんだから、滑らかじゃないんちゃうんか!!!
っと思うかもですが、これもまた裏切りで白三鋼なりの滑らかな
切れ味が出た。 とはいえ、白二鋼や青二鋼と比べると落ちるけど。。。

なんでこんな事になるのかなぁ。
鍛冶屋によって砥石を選ぶ事や、素材によって砥石を変える事。
鋼材の分子と砥石の分子の相性が良いのか?
歯車みたいにかみ合う瞬間があるのか?

天然砥石は、粒子が砕けるから特別な天然じゃなければ色々な鋼材に順応してくれるのか? あれ?白三鋼は順応しなかったぞ?
細かすぎたのか? どうなっとんじゃぁ~~~~~~~(笑)

日々修行 2006-12-08

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