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奥様の薄刃

逸夫作 240mm 鎌型薄刃 疾風の本刃付けを行いました。

#325ダイヤ
#500ダイヤ
#1000中砥石
#4000仕上砥石
#6000 INOX専用仕上砥石
の順番で進めました。
今回は途中で#1000中砥石が入っています。

打ち物向けと言う事もあって、まったりした切刃角を作る為に使ってみました。
これによって、ナチュラルハマグリを狙う作戦です。

途中経過は写真無しで、、こんな感じにザックリと仕上がりました。

軟鉄部分は#4000仕上砥石の泥を利用して、ヌルヌル砥ぎました。
多少のエクボが残ってはいますが、実践用として研ぎ取らない方向です!

最終的にはINOX専用仕上砥石で刃を出しましたが、途中でどんなもんかと、、
中山マルカを通してみました!

刃先を撫でる感じで、薄くなり過ぎた部分を糸引きで調整します。

青二鋼は、カエリが取れにくいのですが、土井刃物継承の技術によってパリパリ外れます。
敬次郎氏が良く言ってた、裏押しでカエリが飛ぶように外れる感じです。

銀色の粉が外れたカエリ達です。。見えにくいかな??

中山で終わっても良かったのですが、結局#6000に戻って仕上げました。
ネギなど繊維をスパっと切るなら、人造砥石のカリカリした掛かりがある方が気持ち良く切れるゆえ!

裏押しも安定して綺麗に当たります。
さすが本霞プラス(^^)b

低温火造りならではの、刃境です。
高温で溶かした感じではなく、軟鉄と鋼がクッキリ分かれています。
土井さんが低温で鬩ぎ合った証ですね。

奥様!!
明日、発送の予定です。
また、使用感などお聞かせ頂ければ幸いです(^^)

あと2本残っております。
8寸鎌形薄刃で大きいですが、末永く愛用出来る1丁になるかと思います!

240mm 鎌形薄刃 酔心疾風 本霞プラス 朴八角柄
価格:74800円(税込/送料込)です。
2024年Web担当追記:価格は2020年当時のものとなります。

  • 2020-03-02

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