白三鋼と天然砥石
今日は、270mm 柳刃 白三鋼 土井作 を本刃付けしました。
ずっと、置きっぱなしの合砥石「八鹿山」があったので、これを使いました。
柔らかめの砥石で、軟い青砥みたいな感じで泥が出ます。
なので、青砥のような研ぎ目が包丁に出ました。
でも、粒度は細かいようで、超滑らかな刃が付いてマス。
故意に糸引きを入れず、そのまま突っ込んで研いだので土井さんの白三鋼と
八鹿山の相性で、この切れが出ているように感じます。
実際に使う為には糸引を入れた方が良さそうな気がします。
ベタで狙いに行くと、必ず切っ先アール付近に研ぎ段が出来ます。
この段を無くそうと思うと、アールが無くなります。
アールの残す為の「ノリシロ」が段となって現れてきます。
これを消すには、砥石泥の中でヌルヌル動かして化粧するか、包丁の上で砥石を動かすしか無いかも。。。
または、包丁を柳刃から正夫にして、直線気味の刃先にするか!! です。
たぶん切っ先が鶴首にも成りにくいかも!!
色々事情があって、アゴは飛ばしました。
アゴで手を切る(刺さる)事もありますので。
怪我予防にもなるw
研ぎ上がりの予想が立てにくいですが、やっぱり天然砥石は良いですね(^^)
- 2015-07-08