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家庭用柳刃

某研師さんからのご紹介で、緊急事態の研ぎ依頼を受けました。

お客さんから電話があり、「錆びているが、研ぎ修理が出来るのか?」と・・・
程度によっては、職人に依頼する方が綺麗に仕上がるのですが。。。。
ひとまず、包丁を見せて頂く事にして、そこから相談という流れに。

お約束通り、翌日到着。

錆プラス、油まみれ。 洗剤で洗っても取れない程にコーティングされています。

南半球に居る研ぎ師さんに、写真を送って。。w
「どれくらいまで修理しますか?お値段はいくら位にしてます?」

修理具合も、お値段も任せますと言われましたが、言われたような値段で修理する事に!!


錆びも綺麗に取りたかったので柄を抜いて研ぎと磨きを行いました。
柄が固着して抜けない場合もあるので、今回はラッキーです。

これくらいで終わっとけば良かったのですが、、、、、


仕上げ砥石を当ててしまった。
事情があって、糸引が強めに入っております!

次のお相手。

裏の錆が酷い。 正攻法では修理できないので、裏小刃を付けて調整する事にしました。

荒砥石を当ててみましたが、軟鉄と鋼の艶に差が少ない・・・・。
艶が出るハズの鋼が霞む感じになります。

単純に想像すると、焼きが甘いのか?
もしくは、火で炙ったりして焼きが戻ったのか・・・。
いずれにせよ、あんまり良くない状況。。。。

この包丁も、仕上げ砥石を使って綺麗に化粧研ぎを目指しましたが
まったりとした仕上がりになってしまいました。

外した柄を付けて修理完了! 明日に返送!! お急ぎ便、任務完了!!  デス。。

  • 2016-10-13(17:09) : 

はじめまして

いつも楽しく拝見しています。
私のような素人からみると、十分に職人さんレベルの素晴らしい仕上がりと思うのですが…砥ぎを専門にされる方々はさらに上手なのでしょうか…
今回は柄をはずして砥がれていましたが、我が家の包丁も柄の中が錆びてきているため、近々交換をと考えています。新しい柄を使う場合、中子を熱して挿入した後にロウなどで差し口に蓋をすると聞きますが、今回のように外して差し直す場合も同じような処理をなされるのでしょうか?

  • 2016-10-25(19:23) : 
  • fussy. URL :

Re: はじめまして

コメントありがとうございます。

そうですね、細かい事を言い出すと研ぎ専門店の方が時間を掛けて磨くように思います。
僕は、庖丁が切れるような構造を研ぎ出したい派デス!

柄の交換ですが、あまりにサビが強いと中子が砕けて(腐食によって崩れる)再柄付けが出来ない可能性があります。
その点、ご注意下さい!!

今回は、庖丁と柄の隙間が無かったので何もせずに柄付けを行いました。
酔心では隙間がある場合、熱い樹脂を入れています。
昔はロウを入れていたようですね(^^)

柄を交換しながら、使えるのも和庖丁の良い所です!!

何か困った事が起きたらご相談下さい。

  • 2016-10-25(22:02) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

お返事ありがとうございます!

お忙しい中にも関わらず、ありがとうございます!

あまりにも中子が錆びていたら…酔心さんで買い直します^^;

料理人の父の影響もあり、昔から包丁を扱うのが好きで、現在も趣味で砥ぎを練習しています。酔心さんのサイトや青木さんのブログが私の先生です。

これからもいちファンとして、影ながら応援申し上げます。

  • 2016-10-25(23:46) : 
  • fussy. URL : 

Re: お返事ありがとうございます!

コメントありがとうございます!

庖丁、無事に柄付けが出来る事を願っています^^

  • 2016-10-28(22:55) : 
  • TATSUYA AOKI 

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