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鬼手仏心 鏡面

今日は、オーダーメイドでご注文頂いた庖丁の本刃付けをしました。

180mm 出刃 鬼手仏心 表鏡面仕上 朴八角柄 鞘無 価格:46,300円
プラス加工:手研本刃付け

ナチュラルハマグリ+糸引を加えた、切れ抜けと強度を意識した本刃付です。
刃先が薄く見えますが、刃先に芯がある仕上がりです。

切っ先裏は綺麗に当たります。 峰側が少し抜けていますが、これが構造的には正解!

刃の掛かり具合は、白二鋼ならでは!しっかり掛かってスバっと切れる感じです。
耐久性が気になる所ですが、その部分は富樫氏の技術によってカバーされていると思います。

来週、月曜日の発送予定です!
今しばらくお待ちください。

酔心WebShop情報

過去にオーダーメイドで受けた庖丁の相方が出てきましたので仕上げました。

165mm 舟行 酔心疾風 木砥仕上 一位八角柄仕様 です。
WebShopにアップしました。

小さい庖丁ですが、土井さんの青二鋼に本霞プラス。 いい庖丁です!!

*2023年11月WEB担当追記。
お買い上げいただき誠にありがとうございます。
こちらの庖丁は完売しておりますが、現在も時期ごとに掘り出し物が出品させておりますので、是非ご来店くださいませ。

  • 2017-10-27

自分の出刃は切っ先手前の裏押しが砥石に当たりません。刃元もわずかに当たるだけなので強度的に弱いです。
研ぎまくればなんとかなりますが(笑

裏押しの広がった部分は研ぎにくく感じます。反った砥石で研いでしまった後はもうお手上げです。┐(‘~`;)┌

それにしても鏡面に刻まれた「鬼手仏心」の文字が際立ってとても素敵です。

語呂が良く響きがいいですね。何より出刃にぴったりな四文字だと思います。
そこに鏡面と来たものですからです。

魚を捌く姿が目に浮かびます。

  • 2017-10-27(20:56) :  
  • ゆうじ

Re: タイトルなし

ゆうじさん
コメントありがとうございます。

裏押しは、そのパターンが多いかも知れません。
それが一般的なのかとも思います。

裏押しでの研ぎ減らし方によって攻略出来る場合もありますが、
教科書通りでは無いので、難しいです。

出刃は裏刃が広い方が強度が増しますね!

反った砥石で研ぐと裏もハマグリになって強度抜群ですが元には戻れない。。。

鏡面加工は高価にはなりますが、やっぱり綺麗です。
見た目の美しさに隠れた鋭い白二鋼です!

身の柔らかい鯖などに優しく鋭く切れ込んで行きそうな庖丁です。

  • 2017-10-27(22:18) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

タイトルなし

粘り強い出刃なら青紙やステンレス鋼にすればいいんですが、ステンレス鋼ぐらいになると滑るので、そういう意味では白紙がいいとも思います。

粘り強くて鋭い出刃包丁には最適ですね。

ずっと気になっているんですが土井さんの酔心疾風はどんな感じなんでしょうか?

  • 2017-10-31(12:41) : 
  • ゆうじ

Re: タイトルなし

ゆうじさん

コメントありがとうございます。

そうですね、出刃は耐久性も欲しいですが掛かる白系の方が良いかも知れません。
青二鋼やステン鋼でも、砥石を選べば滑りにくくなる事もあります。。
やはり庖丁は、使用環境と好みで人それぞれな部分が多いです。

酔心疾風は、粘りある鋼材(青二鋼)を白のように掛かる刃になるよう鍛えた庖丁です。
土井さんが、多くの方から支持される理由はそこにあるかと思います。

  • 2017-11-01(09:14) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

タイトルなし

自分の中で炭素鋼の霞包丁は中途半端な感じです。
本焼よりはるかに扱いやすいですが、それならステンレス鋼の方が扱いやすいですし、本焼と比べると見劣りする、研ぎやすさも、色々な砥石が出ていますのでそんなに気にならないと思います。

でも、そんな霞包丁の一本である酔心疾風はきっと本焼にも勝るとも劣らない包丁ではないかと想像しています。
そうであって欲しいと思います。

最高級は本焼だろうと、時代がステンレス鋼全盛だろうと、扱いやすいから、安いからという理由ではなく、切れる包丁として選らばれる霞包丁であって欲しいですね。

頑張れ霞包丁!

という訳で応援する意味も込めて一本買います。…お金が貯まったら(^^;

  • 2017-11-02(21:10) : 
  • ゆうじ

タイトルなし

達也サン。お疲れ様です。
それ。
その出刃包丁
(´°ω°)チーン

桂剥きしたいすよ
それで(笑)

  • 2017-11-03(02:12) : 
  • 鯔次郎 URL : 

Re: タイトルなし

ゆうじさん

ありがとうございます。

庖丁によって色々な見解があると思いますが、炭素鋼霞庖丁は、和庖丁の基礎にあると感じています。
使用環境によって本焼やステンレス鋼を選ぶのも、道具としての庖丁に求められる部分でもあります。

おっしゃる通り、酔心疾風は本焼に勝るとも劣らないと思います。
手で叩き締められた庖丁の素晴らしさ(硬いのに研ぎ易くて長く切れ続く!)を持っています。

研いで、自分の思い通りの庖丁に使い込むならば、霞庖丁です。

ご注文、お待ちしております。

  • 2017-11-03(14:32) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

Re: タイトルなし

鯔次郎さん

お疲れ様です。

そうですね、桂剥きが出来るぐらいの掛かりがある刃先だと思います。

目に見えてハマグリ刃にする方が良かったのかとも感じていますが、
ハマグリ具合を間違えると、お客様がご自身で研がれた時に刃先に
届かない事もイメージしていまいます。。

  • 2017-11-03(14:43) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

No title

人の包丁を砥ぐとき、その人が砥ぎ直せるか・・・実は気になります。
特に和包丁の場合、切っ先側と刃元側で角度(押さえる場所?)を変えた捻りを入れた砥ぎをすると、ベタにしか砥いだことのない人は刃元が砥石に当たらなくなります。
じゃあ、砥ぎ直しやすいように切っ先から刃元までベタに砥ぐといいかというと、そうすると鎬がひん曲がります・・・。
あちらを立てればこちらが立たず・・・難しいです。
皆さんどうされているのでしょうか~?

  • 2017-11-07(12:57) : 
  • せい

Re: No title

せいさん

ありがとうございます。

そうですね、意識のある方なら、人の包丁を研ぐ時に最も気になる所です。
毎回、その人の包丁を研げるなら自分の思い通りに研げばよいのですが!!
持ち主には、自分の研いだ跡を追いかけてもらう必要があります。

せいさんは、砥石平面でガチンコ勝負で研がれていますか?
良い意味で、ハマグリ風にする事で、折り合いを付ける事が出来るかも知れません!!

  • 2017-11-09(08:55) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

No title

理容師さんが 使われる∞の字研ぎを
応用した返り取りをしていますが・・、
どう 思われますか!?

  • 2017-11-12(19:54) : 
  • 国松 URL : 

No title

回答ありがとうございます。
僕ですか~?
平面ガチンコってのは、平面ベタ砥ぎってことでしょうか~?
柳はそれに近いです。
あまりハマグリにはしていません。
確かに刃元をハマグリにすれば、辻褄が合いすよね~。
今のところは、切っ先側は峰側から、刃元側は刃先側から砥ぐようなイメージで辻褄を合わせるようにしています。
結局、その角度が変わる部分で辻褄は微妙に合わないことになります絶対的が・・・。
ただ、どちらにしても、依頼者がちゃんと砥ぎ直せるのか不安です。
出刃は、もちろん、ハマグリですが・・・。

  • 2017-11-13(15:26) : 
  • せい

Re: No title

国松さん

そうですね~ 庖丁と剃刀では用途が違うので、何とも言えません!
新聞紙で擦って取るよりは、砥石の上でカエリを外す方が良いと思います(^^)
ちょっと、僕も試しにやってみる事にします!!

  • 2017-11-13(22:50) : 
  • TATSUYA AOKI URL : 

Re: No title

せいさん

平面で狙えば狙うほど、関節が主張してきますね!
一般的な庖丁では永遠のテーマです。
どちらかといえば、辻褄を上手く処理出来る人が、研ぎの上手い人なのかも知れません!!
機会があれば本霞+「研道」を研いでみてください。
理想に近い刃付けが出来ると思います。

ん~~依頼者に合わせた研ぎが出来れば最強です。
預かった時の刃の状態から、どれだけ汲み取れるかがキモです!
これを見切れた時の快感は忘れられませんが!!!非常に難しいです。。

色々と試行錯誤する事で引き出しが増えてきます。
砥石と庖丁を当てる角度を45度から60度に変えるだけで合う事もある・・・。

僕の場合、出刃のハマグリは、庖丁鋼材に合わせて簡単には欠けない強度と、
三枚に卸し易いハマグリ角度で攻めてます!
刃先には剃刀みたいな鋭い刃を出しておきます。

  • 2017-11-13(23:12) : 
  • TATSUYA AOKI URL

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