日々修行 巣板 2023.3.30 白鋼の黒打菜切を小刃合わせしました。。 主に家庭用向けの庖丁なので、ザックリ切れる感じが欲しくて巣板(日照)を使いました。人造で言うと#2000番辺りの粒度なのか? しっかり切れる感じが巣板の特徴です。 ステンレス系の洋庖丁や家庭用庖丁に良いかも知れません!小さい巣板はホームセンターで2000円~3000円で売ってると思います。 しかし、巣板は全般的に金気や砂気が多く、コレが研いでいると悪さをします(><) 研いでいる最中、ポロポロと砂っぽいのが出てきて刃を傷めます。。巣板を使う時は、それらに気を使いながら研ぐんですが、、、今日はやってしまいました。 この砂が出てくる場所が特定できれば、ソコを掘ってしまう事で快適に使用ができます。*砥石屋さんと大工さんのススメです* 採掘開始!写真のココ→が砂の出所です。 コレを盛箸か目打ちの先、、小さければ針などで突いて中の砂や金気を取(掘)ります。出来るだけ丁寧に掘り掘りしてあげましょう!堀り進むと、意外に穴は深く・・・砂や金気がワラワラ出てきました。。。。このように穴が開いてしまったのですが、これで砂に邪魔される事無く研ぐ事が出来ます。 穴を開けない方法としては、砂スポットが無くなるまで面直しを続けるしか無いかもです。 この場合2㎜深だったので、関係無い砥面を2㎜捨てなくてはなりません(^^; どっちが良いのかは、個々の判断に・・・・。 ただ、この穴が開いた事で、研ぎ後は丁寧に水分を拭き取るなどのケアが必要です。*しかし、こんなに深いと思ってなかったのでビックリです。 2009-11-27 日々修行, 砥石関係 天然砥石, 巣板, 酔心 今日の研ぎ 師走です。 関連記事 そういえば! 東京へ 青二鋼ふぐ引 カエリを大切に! ナローな砥石 包丁談義