品質管理
包丁は、見た目では解りません。。
姿形は解っても、ハガネの本質までは見抜けません。。
たま~に、とても切れそうな色をしているハガネもありますが、そうゆうのは年代物ですね。
酔心が扱う製品は、本刃付け依頼などがあるので、自分で調理師さんが研ぐように研いで
チェックする事が出来ます。 小刃合わせでは解らない事が本刃付けによって解る!
裏押具合の均一性とか、、軟鉄の硬さとか刃を伸ばした時の具合とか。。。
NY光琳さんの和庖丁「光琳別誂」ラインを、製作させて頂いておりますが、
今日は、船積出荷分の柳刃1丁を本刃付けしました。 1丁のみ本刃付けで出荷です!
春なので下敷き物をピンクにしてみました。
出刃包丁は、刃元のアイケで以前アウトになった物を本刃付けしました。
柳刃一本じゃ寂しいので、出刃も加えた感じデス。
この柳刃を研いだ感想は、ズバリ!
1.粘りアリアリ。
2.シノギ筋が綺麗に立つ。
3.裏押し良好。
4.カエリの処理が少し難しいかも、でも欠けにくい。
5.新品はハマグリ刃では無い。
6.軟鉄は柔らかく研ぎ抜き易い。
気になるトコをご説明
2.シノギ筋が綺麗に立つ。
立てに行かなくても勝手に綺麗になってくれる!!!
平の処理が綺麗に出来ている証拠。これが本当の本霞研ぎですね。。
5.新品でハマグリ刃では無い
自分自身で本刃付けをする場合、余計に研ぐ場所が最初から無い。そんな感じ。
要するに、刃先をググっと伸ばせばハマグリ刃でも直刃にでも出来る!
研いだら色々な事が解りますね。
包丁の事だけじゃなく、職人さんの考えとか!
- 2009-03-19