土井さんの工場へ
朝から土井さんの工場へ行こうと思いながら、行けなくて昼から出掛けました。
いつもは、炉に火が入っていて敬次郎氏がダンダンと庖丁打っています。
しかし今日は、炉の火も落ちていて、入り口にある金床で庖丁を冷間鍛錬して
いる逸夫氏が居るだけでした。
鍛冶屋は、火花!!ってなイメージがあるのですが、違う何かを醸し出すには
冷間鍛錬がとっても重要デス! 低温で鋼を・・っと言うのも重要ですが、それだけ
では締まった庖丁にならないと、つくづく感じているこの頃です。
数本まとめて違う鍛冶屋さんの庖丁を研げば解るんです!!
研ぐ方からすれば、あまり締めてもらうと・・・研ぐのが(^^;っとなりますが、
仕上がった時の違いが歴然です。
それぞれに良さがあるので、考え方も様々だと思うのです。
逸夫氏は、このブログをご覧のようで。。。
「達哉君、次は鍛冶屋を体験せなアカンね~」っといった事を・・・。
なんか心見透かされたような事で、実はちょっとやってみたいと思っていたのです。
まだまだこれからですが、一応上田師範に「君にも出来る捌きのイロハ」を教わり、
現場で使う庖丁研ぎや、切った感覚を感じました。
今度は、鍛冶屋へ!!
「いつでもやらしたるで~~」っと言って頂いている事もあり。。
昔ながらの製法を感じる事が出来るチャンスでもありまして・・・。
いつ出来るのか! わかんないですが、庖丁を最初から作る事で得る物が
多くあるような気がしています。
- 2009-04-21