近況と研ぎ
二月の末に人差し指を、ペテナイフで思いっきりバッサリ切って弱ってました。。
年のせいか、、治りが遅く感じますw
やっと治ってきたので、写真です。。
切った庖丁は、使い込んだペテナイフで滑りまくってたのですが、刃をスライドさせると切れます。
切れ止みだしたら、庖丁を大きく動かすと切れる理由を体感しました。
例の裏押し出刃も、時間を見つけてはガシガシ研いで本日完了しました。
8本の庖丁裏の鋼だけ研ぎ込み続けた結果、、ダイア抜けました。。。 ショック
研ぎ代金は、いくらにしたら良いのか悩み中です^^;
しかし、おかげで新しいダイア砥石を出せるのは嬉しいかも!!
そんなこんなで、一段落ついたので、預かっていた本刃付けを少しだけ行いました。
じゃ~ん! ボブクレーマーの庖丁です。
造りはナイフ仕立てで綺麗です。
模様はエッジングしてあるので、研いだら消えます。。。。
お客さんに念のため確認してOKを頂き研ぎ開始。
写真の刃先にある段刃を無くして欲しいとのご要望。
見た感じ、硬そうな鋼材で大変かと思ったのですが、意外に軟らかくてサクサク研げます。
(出刃裏押しの後だから、そう感じる事もあるかも。。。)
ちょっとダイアで研いだら、一気にカエリが出ました。
研いで初めて解ったのですが、ブレードが3段階で研がれています。
見た目に感じない?手で触って感じるかな?程度に見えないシノギが3本入っている感じ。
模様も手伝って、見えにくいデス。。
今日は、一段目だけをスバっと研いで段刃を除去しました。
鋼材の硬さから考えて、初期刃付けの段刃は必要だったのでは??っと思う・・。
ここから、強度と刃の抜けを考えて研ぎを進めようと思います。
まだカエリを取るような研ぎをしていないので、カエリの折れ方(取れ方)をみて、
その後の対策を考える事にします。
この庖丁と同じか解りませんが動画でペットボトルをズバズバ切ってるのを見た事があります。
同じ鋼材で、同じ硬度の鋼かは解りませんが、刃先の角度と形状で切ってるような気がする。
切っ先の反りの効果が効いてるかも!
- 2015-03-04