両刃は難しい。。
先日、120mm鯵切黒打両刃 白二鋼 の本刃付けをしました。
両刃なので、裏表が御座いまして、、、、右サイド(表)は普段の和包丁通り研げるのですが、
左サイド(裏)は左刃を研ぐ感じで研がなければなりません。
右手で裏返して研ぐ方式もありますが・・・・。
ちゃんと研ぐには、左刃を研ぐようにしなければなりません。
表面です。。 研ぎ易いですw
裏面です。研ぎにくいです^^;
切っ先アールから上は、角度調整が必要になるので、モラが出てしまった・・・。
黒打包丁と言えど、シノギ筋は両方に立っています。
しかし、片刃の包丁ほど、しっかり立っている訳では無いので、翻弄されやすいです。
ダイヤで基礎を作ったのですが、研ぎのノリシロを研ぎ取るためにカエリを沢山出しました。
その後、中砥石などを通したのですが、カエリが飛ぶように外れたのが印象的でした。
焼きが硬く入っていると、カエリが面白いように取れる気がしています。
だいたい、そんな包丁はパキパキ欠ける傾向にあるのですが、、これは粘りがありました。
ベタベタで研いで良さそうでしたが、表に糸引きを入れてしまった。。
使用砥石
ダイア#500
キング#1000
巣板 化粧研ぎ
#10000 糸引のみ
- 2016-03-18