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師範の出刃

修理した庖丁を、金曜日の夜に持って行きました。

シノギ筋にあった、肉厚なハマグリをスマートにしたのと、切っ先を研ぎ抜きました。
詳細は、特集にて書きますが、自分にとって良い刃付けが出来たと思った修理です。

この事は、師範にも伝え、、「僕の中で一です。」と言いました。

しかしながらフグ屋さんなので、フグを捌いてみないと、良いも悪いも言えない!
当日は、僕が調理場でコチョコチョ動いていたので、そのような時間も無く・・・。

翌日の夜フグを捌いてみた、師範から電話があり、ご感想を頂戴致しました。

師範「今日、一日使ってみての感想やけど・・・。」
達哉「はい・・・。」

師範「エエ感じやわ! 切っ先の抜けもいいし 仕事もスムーズに出来る!」
達哉「マジですか!!」
師範「それと達哉君の柳刃やけど、これも良い感じやわ~」

っと、、お褒めの言葉を頂きました。
かなり悩んで、研ぎを入れたので、この言葉はとても嬉しかったです。

僕の柳刃ですが、My包丁を師範に預けています。
研ぎの具合とか、耐久性、使用感などの総合評価を知りたい為です。

自分で捌いて使って、「良く切れるなぁ~」って事は解るのですが、
耐久性や、お客さんに出す一品を切る時の切れ味などは、調理師さんしか
解りません! 良い悪いをハッキリ言われるので、ショックな事もありますが、
妥協無い評論が、自分の研ぎや製品造りに役立っています。

  • 2008-12-08

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