INOX修理
久しく要請の無かった研ぎ修理が来ました。
ゆっくり研ぎたかったので、出荷が終わってから就業までの時間を使い
研ぎました。 良い感じに下地が出来た所で、追加注文・・・。
バタバタと動き出し、研ぎストップ(><)
クライマックス前で、CMに行くTV番組のような状態・・・。
出荷終えて、再びと思ったのですが、糸が切れて明日(今日)に持ち越し!
今回の修理内容は、切れなくなったから切れるように!と言う依頼。
要望としては研ぎ修理の基本でもある。 研ぐ前の包丁は凄い段刃になっていた。
切れるように!(良く抜けるように!)を目指しての修理スタート。
包丁研ぎの極意は切刃形状成型と面を作る事!
刃は最後?小刃合わせは最後の最後で行う。
切った後に抜けていく道を作ってあげる事に尽きる。
話がそれたので戻る↓
で、今日仕上げてみた。
段刃は完全に抜いて、もう少しシノギ寄りにハマグリの天を設定。
糸引を少しだけ強めに入れて、段刃からの持ち替え移行を考えてみた。
この糸引は中砥で取れるので、後は調理師さん任せ!!
切刃全体を中砥の研ぎ目で仕上げようと思ったけど、味が欲しかったので
中砥の次に、青砥で化粧研ぎ! 張り付き防止になるか!!
刃先のみINOX専用仕上砥石で当てて完了。
実践研ぎ的には良いと思われます。
、、いやいや、評価するのはお客さんであります。
しかしながら、久しぶりに天然の香りを味わいました。
- 2008-08-08