今日の研ぎ
今日は、白疾風を本刃付けしました。
荒目の砥石で切り刃を研いでみて、どんな事になってるのか(凹凸など)を
見てから、その後の研ぎを進めて行くのが最近の流れです。
先日の薄刃とは違い、少し苦労しそうな感じの切り刃具合でした(^^;
なので、切り刃再構築!って事で荒砥#400ぐらいので大まかに研ぎ込み
切り刃を正常に?仕上げてから、中砥へと進みました。
薄刃の研ぎ易さで楽をしているだけに、今回の庖丁は大変に感じました・・。
これからの刃研屋さんは、刃を付けるのみでは無く、買った人が最後まで
研ぎ易く刃付けしておく事が問われるかも知れません!
最初の凹凸だけの話しじゃなくて、、シノギの立て方とかも重要では?
ま、、、そんな事も乗り越えて(普通の事なんですが) 小刃合わせです。
白鋼系は砥石の粒子に対して素直な反応を見せると思っています。
砥石の影響が出やすい!砥石によって鋭くも滑らかにも出来る!
今日の白疾風は、その最たる庖丁でした。
面白かったのは、マルカで小刃合わせした時の反応です。
爪で滑って、髪の毛に掛かる!
硬い物には反発?滑って、柔らかい物には掛かる感じデス。
これは、刃先にある鋸刃の粗さに秘密がありそうですね!
奥深し!
- 2009-11-26