ネバネバの包丁
研ぎ修理で預かった包丁を研ぎました。
タイトルにあるように、鋼材が何かは解らないですが、粘りが強い包丁で・・・
最終仕上げをしても、カエリがピラピラするだけで、刃が立たない。
いっそ中砥石だけで仕上げてみよう!と思ったのですが、中砥石なりの
ピラピラが出てどうしようもなくなった。
新聞紙に擦りつけてカエリ取りしようと思ったんですが、面白く無いし、
鋭さが確実に失われる気がしたのでメラミンで強引にカエリ外しをしましたw
何というか、メチャクチャ取れました・・・。
この目に見えるカエリがずっと刃先でウロウロしていたわけです。
砥石で行ったり来たりして取る方法がベストなんですが、あれこれと触っている間に
「カエリを取る為」の研ぎになってしまって、鋭さが少しずつ無くなるような気がしています。
硬めの包丁は、カエリがパラパラ~と取れて鋭く噛みつくような刃が出ますが、
その分、刃持ちが悪くなったり、欠けたりする事が考えられます。
丁度良い具合に硬度と粘りが出た包丁が、使用と研ぎを考えたプロ用の包丁なのかも!
今日は、試合に勝って勝負に負けた気分です。。。
- 2014-05-08