尺三先丸蛸
蜘蛛の巣状のサビが出た本焼包丁の研ぎ修理を行いました。
なんの刻印も無い、銘も無い包丁ですが、波紋の現れ方を見ると「油焼」
研いだ感じ、カエリの取れ方から、青鋼系の包丁です。
いい包丁なんですが、裏付け(裏の比)が綺麗に出ていないので刃線が波打ちます。
ハマグリと糸引きで、波打ちを相殺しました。ベタ研ぎすると形状が変わる気配がする包丁です。
鍛冶屋が良いのか、思いっきり切れますww それだけに基礎の刃付けが悔やまれます。。。
長い包丁は、研ぎが大変ですね。。
刃渡りによって、研ぎ代金を変えている研ぎ屋さんの気持ちが解ります。
#500ダイア
#1000 WZ1000
#4000 中仕上げ
天然 八鹿山合砥
#10000 超仕上げ
今回は色々砥石を使ってみた。
- 2016-06-20