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今、思う研ぎ

色々と考えて、
物を切る事を考えて最高だと思う研ぎ
一気に大量のネタを引く事を想定した、耐久性・強度・厚みがありながらも抜け率向上を目指した研ぎを実践してみた。

切り刃を鏡面チックにしているけれど、弱~いハマグリ刃と直刃の複合で、強度と抜けの良さを求めてみた。

刃元から切っ先へ切刃内での3Dなテーパーを作ってみたのです。
さらに、切刃幅を狭くして、切った際の摩擦抵抗を効率良くしています。
蛸引と柳刃の中間?よりちょっと広い感じ!

これで、食材を切ってみたい・・・。

抜け良さそうでしょ?

鋼材の切れ味を最大限に得るには砥石との相性が必要です。
それにプラスするなら、刃の構造を考える事に行き着きます。
この柳刃は、一気に大量のネタを引く事を想定した耐久性、強度、厚みがありながらも抜け率の向上を目指した研ぎなので、他の場合には通用
しないかも知れないです。

PS:昨夜、奥歯の神経を抜きました(^^; 痛かったです・・・。
   刃も大切ですが、歯も大切にしようと。。。 

  • 2008-07-15

おもしろいですね

写真拡大してみました(笑)
刃元が直刃で、少し刃先に進んだところで切刃の真ん中あたりからゆるくハマグらせて刃先にかけてハマグリを狭く、そしてアールが急になってるって感じでよろしいでしょうか??

刃元は食材に深く入らないので直刃に、刃先の方は食材に深く入るのでハマグらせてるんですよね?
ですよね??

去年、酔心さんで青二鋼柳刃27㎝(10年もの)を購入して使用しています

使用頻度が週に1~2回くらい3人分の刺身を引くくらいで砥ぎは2週に1回くらい天然の合砥や北山などを軽く当てる感じです。
中砥は1年間で5~6回くらいしか当ててません
(中砥はナニワの赤門前とかシャプトンの黒幕2000とか使ってます)
まだ、エクボが薄く残ってます。
今度時間がある時に中砥でシノギ筋まで砥いで、とりあえずエクボはとってしまおうかなと・・・(笑)
一般家庭では柳刃の使用頻度が少ないもので(笑)

出刃や薄刃、牛刀なんかはけっこう砥ぐのですけどね
特に薄刃(酔心白二)はよく妻が流し台に当てて欠かせるので少し段刃気味にしてます(それでも滅茶切れてます)

いつも砥ぎは参考にしています
また特集とか楽しみにしてますので頑張ってください。

PS:キャノンの一眼レフは慣れました??
   いい写真がとれたらのせて下さいね

RE:おもしろいですね

コメントありがとうございます。

写真拡大されました(笑)

柳刃の場合、刃元(アゴから名前部分)までは刺身を引く時に使わないとして、刃元は分厚くしてあります。
(峰に指を乗せた場合、指のトコから切り始めるので!)

重心の事もちょっとありまして、、写真にはありませんが特殊な柄が装着されています。


お寿司屋さんは、柳刃一本でなんでも仕事するようで、もし刃元を使うような事があればネギを刻んだりになるかと・・。
この庖丁はお寿司屋さんへ行きます。


庖丁中間くらいからハマグリを意識して、切っ先に向かってハマグリを無くしていってます。(狭くすると言う表現もありますね!)

これによって、切っ掛けで切り抜けるルートをハマグリで広げてあげて、庖丁が抜ける最後の部分でハマグリの広げが邪魔しないように薄く抜いています。

これで、刃で最後まで無理無く切る事が出来るかと・・・。

この庖丁を自分で使えたら、この法則が確信になるのですが・・・。
ご理解ある方への納品なので、現場で使ってどうなるか!を聞こうと思います。

青二鋼9寸のご愛用ありがとうございますm
(^0^)m

お時間のある時に、エクボ取って下さい!
でも、、庖丁が減るって事でもあるので、ゆっくりじっくり取って行かれるのもアリかと!

8月の特集で、研ぎの動画を考えています。
シノギの簡単な上げ方?ん・・意識の持って行きかたとか、角度とかをやろうと。。
お役に立つかも知れません!


一眼レフは使えば使う程深いです。。
庖丁に似ています。
秋になったら職人さんの工場へ行き色々撮影しようかと!


また、見て下さい!


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記事の冒頭で”物を切る事を考えて最高だと思う研ぎ”と書いたのですが最後に書いた状況で使用するにあたり最高と思う研ぎです。
ここで訂正致します。

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